ルノー・トゥインゴGTが全日本ラリーに初参戦! 希有なRRコンパクトの走りやいかに(動画あり)

ガチガチの競技車ではなく走って楽しいマシンに仕上げた

 日本のラリー競技の最高峰「全日本ラリー選手権」。シーズンの最終戦である第10戦・新城ラリー2018が11月2日〜4日に渡り、愛知県新城市を舞台に開催された。

 なかでも注目を集めたのが、コンパクトボディに最高出力109馬力を発揮する専用チューンの0.9リッター直3ターボエンジンをリヤに搭載し、後輪を駆動するRRレイアウト採用したルノー・トゥインゴGTだ。マシンを駆るのは、シンクマーク ラリーチームの大橋逸夫さん(ドライバー)と、高橋芙悠さん(コ・ドライバー)のふたり。もちろん、トゥインゴGTが全日本ラリーに参戦するのは初である。

 トゥインゴGTが参戦したのはJN1クラス。排気量1600cc以下の2WDのRPN車両と、ハイブリッドや電気自動車といったAE車両が参戦できる。主なライバルとしては、スズキ・スイフトスポーツや日産ノートニスモS、ダイハツ・コペンなどバラエティ豊かなラインアップだ。

 ドライバーの大橋さんは「私はもともと後輪駆動のクルマが大好きなんですが、せっかくラリーに参戦するなら多くの人が乗っているクルマは選びたくなかったんです。楽しく走れて後輪駆動のクルマを探していたとき、候補に挙がったのがトゥインゴGTでした。インターネットでの評判も高く、面白そうということで決めました」とのこと。

 しかし、ラリー参戦にあたってマシン製作はひと苦労。なにせ過去に誰もベース車にしていないため、すべてが手探り状態。競技車に欠かせないロールバーも特注となり、その他のパーツもメーカーの協力を得ながらトゥインゴGTをラリー仕様に仕立てていったそう。

「このクルマはガチガチの競技車両にはしたくなかったんです。燃費もよく、大人4人が乗れて、荷物も載せられる。気軽に耐久レースに出たり、走りを“楽しめる”クルマになっていると思います。ドライブしていて楽しいんです!」と大橋さんは笑顔でトゥインゴGTの印象を語る。

 また、コ・ドライバーを務めた高橋さんは「普段は北海道でラリーの地区戦にコドラとして、そしてダートトライアルにはドライバーとして参戦しています。2リッターターボ&4WDの国産ラリーカーをドライブしていますが、それと比べてトゥインゴGTはとても乗りやすそうです。大橋さんも楽しそうにドライブしていたのが印象的でした。私もドライブしてみたいです!」とコメントしてくれた。

 1日目はマシンの特性を掴むのに苦労したというが、徐々にコツを掴んでトラブルもなく2日間のラリーを無事に完走。ドライ路面でもウエット路面でもRRの特性を生かし、ときにはテールスライドしながら競技区間を駆け抜けた。結果、JN1クラス8位でフィニッシュ。まだまだラリー車としての可能性を秘めていて、もっと良くなるとのこと。トゥインゴGTは速さだけでなく、ドライブしていて楽しいと感じられる1台であることがあらためて証明された3日間だった。

 今回の全日本ラリーに参戦した模様を動画でお届け。インカー映像を交えたトゥインゴGTの走りを、ぜひご覧頂きたい。シンクマーク ラリーチームは、引き続き2019年シーズンも全日本ラリーに参戦する予定。ぜひトゥインゴGTの力走を会場で見届けてほしい。

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